当部会では、「逗子の自然環境を次世代にどのように伝えるか」をテーマとして活動を続けています。
《いきもの観察会》
4月から10月までのあいだにいきもの観察会を7回実施しています。観察会の実施時期は以下のとおりです。
4月:春の植物観察会
5月:磯のさかな観察会
6月:田越川さかな観察会
7月:名越緑地昆虫観察会
8月:田越川河口のさかな観察会
9月:名越緑地昆虫観察会
10月:秋の植物観察会
詳細な日程は「広報ずし」や街の掲示板、Facebookページなどでお知らせいたします。
《定例会議》
まちなみと緑の創造部会では毎月第4土曜日の午後2時から、市民交流センター1Fで定例会を実施しております。観察会の企画や準備、役割分担のほか、イベントの打ち合わせ、各種の事後報告などをおこない、ときどき会員の勉強のための研修参加の告知などもおこなっております。
逗子では自然のことにどのように関わっていったらよいのか、そんなことに興味があるなら、是非どんなことをしているのか、定例会をのぞきにいらっしゃいませんか。
《名越緑地の湿地整備作業》
まちなみと緑の創造部会では「逗子名越緑地里山の会」においても構成メンバーとして活動しております。
名越緑地は久木9丁目にある逗子市に残った唯一最後の谷戸です。かつて民間業者の開発の話しが持ちあがり、周辺住民を中心にした開発から守る運動が功を奏し、現状のまま残されることになりました。その後逗子市が所有し、現在はアダプト制度のもと、田んぼや畑、竹林の管理、湿地の整備などの作業が分担され活発な活動を続けております。
程よい広さの谷戸は落ち着いた雰囲気で、春にはさまざまな花が咲き、湿地の真ん中にあるタチヤナギは市内では多くみられなくなったヤナギで黄色い花序を枝先いっぱいにつけ、野鳥たちがついばみに訪れます。初夏には小さな小川でホタルが飛び交う姿がみられ、幻想的な雰囲気につつまれます。田んぼの稲穂が黄金色に色づくころにはガマやヨシの穂が風に揺れ草花の果実が熟し、動物たちは冬への準備を始めます。
そんな谷戸で、毎月2回、第2土曜日と第4土曜日の午前9:30~10:30のほんの1時間、湿地の整備作業をおこなっています。伸びすぎたヤナギの枝を切ったり、水路や池の泥かき、よく育った草は刈り取り作業をしたり、セイタカアワダチソウなどの外来植物は抜き取ったりしています。
《外来種問題について》
わたしたちまちなみと緑の創造部会では市内の外来種問題について取り組んでいます。
外来種問題ってなんだろう??
外来種というのはその名のとおり、日本にもともと生育・生息していたいきものではなく、海外で生育・生息してその土地の生態系に馴染んでいたいきものが人間により運ばれて日本の生態系のなかに入り込んでしまったものです。
問題なのは、人間の経済活動が活発になるにつれて、故意にまたは意図せず海外の生きものたちが運ばれて日本に定着してしまい、それまで日本の生態系で均衡がとれていた(バランスがとれていたと言いかえてもよいでしょう)在来種が外来種に生息環境を奪われて駆逐されてしまったり、近縁の外来種と交雑して、日本の在来種の遺伝子が撹乱されてしまうことが問題視されています。
逗子市内でも外来種は当然ながら入りこんでいます。わたしたち市民は何をしたらよいのでしょう?
まずは外来種に対してどのような決まりがあるのか、それを知ることから始めましょう。
外来種問題には外来生物法という法律が制定されています。正式名称は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で、2005年6月1日に施行されました。
〇外来生物法の目的
特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止し、生物多様性の確保、人の生命・身体の保護、農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて国民生活の安定向上に資すること。
そのために問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼育、栽培、保管、運搬、輸入といった取り扱いを規制し、特定外来生物の防除を行うこととしています。
つまり、人の命や生活のために、とくに生態系を脅かす外来種を定めてその防除を行うことが目的です。
〇特定外来生物とは?
特定外来生物とは、海外起源の外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼす恐れのあるものの中から指定される。特定外来生物は生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。特定外来生物の一覧は環境省のホームページから見ることができます。
特定外来生物に指定された生物種の分類群ごとの種
〇逗子市内で観察される可能性のある特定外来生物
逗子市内で観察されたまたは観察される可能性のある特定外来生物種を挙げてみました。
〇生態系被害防止外来種リスト
特定外来生物には指定されないものの各方面への被害について検討中か調査不足により未選定とされているものを「要注意外来生物」と呼んでいましたが、2015年3月26日をもって廃止され、現在は「生態系被害防止外来種」に置き換えられ、それまで海外産の種類を対象にしていたが、国内で持ち込まれた移入種も対象とすることが可能になりました。
生態系被害防止外来種リストは対応・管理により右図(環境省・農林水産省パンフレット)のようなカテゴリーに分けられています。
ハクビシン、アメリカザリガニ、トウネズミモ チ、ハリエンジュ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウ、ハルシャギク、キショウブなどが対象で、国内由来としては関東地方以北のヌマガエル、九州北部以北の森林内のシュロなどが対象とされました。
罰則は伴わず啓発的な意味合いを持つようです。
〇禁止されていること
特定外来生物に指定されたものは以下の項目が規制されます。
◇飼育・栽培・保管および運搬することが原則禁止
◇輸入することが原則禁止
◇野外へ放つ、植える及び蒔くことが原則禁止
◇許可を受けて飼育等するものが、その許可を持っていないものに譲渡・引き渡しなどをすることが禁止
〇まちなみと緑の創造部会で扱う外来種とその対応
わたしたちまちなみと緑の創造部会ではすべての外来種を扱うわけではありません。逗子市内で生態系に大きな影響を与えていると考えられる(推定される)外来種を選定し、対応を検討します。
植物種、哺乳動物種、それ以外の動物種に分けてそれぞれに合った方法で対応していきます。たとえば鳥獣保護法で規制されている哺乳動物種や鳥類は許可なく駆除が出来ないので、駆逐されている在来種の生息環境をできるだけ良好にし棲みやすい環境をつくることを提案したり、実行したりすることを検討しています。
また、選定種の動向をウォッチングしてどこにどれだけいるのかや、可能な限り推定個体数を把握するようにすることを検討しています。
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